<Header>
<Author: 張說>
<Title: 奉和聖製途經華嶽應制>
<Format: 格式不明>
<Year: 1964>
<BookName: 唐詩選　上>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 聖製「途に郵嶽を經たり」に和し奉る>
<BookPage: 288>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
西嶽鎮皇京，
中峰入太清。
玉鑾重嶺應，
緹騎薄雲迎。
霽日懸高掌，
寒空類削成。
軒遊會神處，
漢幸望仙情。
舊廟青林古，
新碑綠字生。
羣臣願封岱，
還駕勒鴻名。
<End Poem>
<Translation>
西岳は帝都長安を鎮護し、その中央の峯はとくに秀でて天空にそびえている。今この山のふもとを天子の御駕が過ぎてゆくにつれて、幾重にもかさなった嶺々に鈴の音がこだまし、赤黄一色の軍服をつけた騎兵の隊列が肅々と進めば薄雲が舞いおりて、これを迎える。あかるく晴れた日は、巨人のてのひらのかたちをした岩山にかかり、四方のそぎたったような崖には、寒空が映じている。これは古代の聖帝といわれる黄帝が神々と會合されたところで、このふもとには漢の武帝が神仙にあこがれて望仙臺をきずかれたあとがある。むかしからある山神を祭った西嶽廟のまわりには、 あおあおと茂った林が年老りて神々しく、新しく建てられた石碑には、ほりこんだ文字には墨をうずめて、まだ眞新しく、すがすがしい。 陛下はここで御感ななめならず、みごとな御製の詩をおよみになったが、そのなかに、ここで歳月を銘し、靈仙を記すべき旨を仰せられている。われわれ群臣は陛下がさらに歴代の帝王の行事である泰山に行幸あって、封禪の儀式を行なわれ、そこに陛下の偉大なる御名を石に刻みとどめたまうことができればと願う次第である。
<End Translation>
<Formatted Translation>
西岳は帝都長安を鎮護し、
その中央の峯はとくに秀でて天空にそびえている。
今この山のふもとを天子の御駕が過ぎてゆくにつれて、幾重にもかさなった嶺々に鈴の音がこだまし、
赤黄一色の軍服をつけた騎兵の隊列が肅々と進めば薄雲が舞いおりて、これを迎える。
あかるく晴れた日は、巨人のてのひらのかたちをした岩山にかかり、四方のそぎたったような崖には、寒空が映じている。
これは古代の聖帝といわれる黄帝が神々と會合されたところで、
このふもとには漢の武帝が神仙にあこがれて望仙臺をきずかれたあとがある。
むかしからある山神を祭った西嶽廟のまわりには、 あおあおと茂った林が年老りて神々しく、
新しく建てられた石碑には、ほりこんだ文字には墨をうずめて、まだ眞新しく、すがすがしい。 
陛下はここで御感ななめならず、みごとな御製の詩をおよみになったが、そのなかに、ここで歳月を銘し、靈仙を記すべき旨を仰せられている。
われわれ群臣は陛下がさらに歴代の帝王の行事である泰山に行幸あって、封禪の儀式を行なわれ、そこに陛下の偉大なる御名を石に刻みとどめたまうことができればと願う次第である。
<End Formatted Translation>